僕たちの時を求めて小説パート3 僕たちの時を求めて

僕たちの時を求めて小説パート3

                             小松 郁 ふと目を覚ますと君がいない。僕が君を見失うことなんて無いと思っていた。 僕の過信だ。僕は必死でそこら中を見回した。 でも彼女は見当たらない。 その時かすかに彼女の旋律が聞こえた。彼女も寂しげに旋律を奏でているようだ。 僕は急いでその…
僕たちの時を求めて 僕たちの時を求めて

僕たちの時を求めて

                              小松 郁 今日も僕は愛の夢を見ていた。ほんとのところは僕は愛なんてよくわからない。 君を愛してる。 この言葉を言うたびに胸を締め付けるこの辛さはなんだろう。僕は孤独だった。 僕は君と融合したかった。 いつも一緒に笑って。 いつも一緒に泣いて…