詩編

僕らの時を求めて(詩篇2) 僕たちの時を求めて

僕らの時を求めて(詩篇2)

                         小松 郁 真っ青なこの星に彼らは愛されていた。いざ行けよと彼らは背に重い荷を託された。 彼らは分裂し自分の目先の使命を喪失した。 許されている。でも許されてはいない。 その過酷なる運命に抗うには彼らは未熟だった。 でも彼らはなんとなく気づいていた、 …