ChromiumOSをビルド、使ってみる

最近グーグルはChromeBookにまた力を入れ始めたのか広告などが表示される様になり現状どうなっているか気になったのでChromeOSのオープンプロジェクトであるChromiumOSを一応インストールしてみました。

ChromiumOSで求められるマシンスペックは相当に低くても大丈夫でGoogleもスマートデバイスなどと連携させる形でこのOSを次世代のものへ少しグレードアップして行くのでは無いかと思います。

ただ現状ではクロームによるブラウジングしかできず、ログインするのはオープンソースなのでまだしていないですが拡張機能などで汎用的なツールなどはインストールして行く形になるのかな?と思います。

■ChromiumOSのビルド

一応以下ビルドに挑戦しましたがとにかく時間がかかることと環境構築が上手く行っていない様で失敗してしまいました。

とりあえずやってみたことを備忘録的に記載しておきます。

実行環境:Ubuntu18LTS

1、クロミウムOS用のディレクトリを作成して移動

user@ubuntu:~$ mkdir -p ${HOME}/chromiumos

user@ubuntu:~$ cd ${HOME}/chromiumos

2、ChromiumOSビルドシェルを作成

user@ubuntu:~$ vi ./build.sh(ダウンロード

!/usr/bin/env bash
sudo apt-get install -y git-core gitk git-gui subversion curl lvm2 thin-provisioning-tools python-pkg-resources python-virtualenv expect
git clone https://chromium.googlesource.com/chromium/tools/depot_tools.git
export PATH=$PATH:$PWD/depot_tools
git config –global user.email “you@example.com”
git config –global user.name “Your Name”
(
echo ‘#!/bin/sh’;
echo ‘echo Defaults !tty_tickets > $1’;
echo ‘echo Defaults timestamp_timeout=180 >> $1’;
) > sudo_editor
chmod +x ./sudo_editor
sudo EDITOR=./sudo_editor visudo -f /etc/sudoers.d/relax_requirements
expect -c “
set timeout -1
spawn repo init -u https://chromium.googlesource.com/chromiumos/manifest.git
expect \”Enable color display in this user account (y/N)?\”
send \”y\n\”

repo sync
export BOARD=amd64-generic
cros_sdk — ./build_packages –board=${BOARD}
cros_sdk — ./build_image –board=${BOARD}
cros_sdk — cros flash –board=${BOARD} file:///home/ubuntu/chromiumos.iso

3、実行権限付与と実行

user@ubuntu:~$ chmod 744 build.sh
user@ubuntu:~$ ./build.sh

4、以下、ISOイメージが出来るはず?(ビルドの最終段階でエラーで失敗しました。)

user@ubuntu:~$ ls ${HOME}/chromiumos/chroot/home/ubuntu/chromiumos.iso

結局ビルド時間が半端なくとりあえず時間ばっかりかかりそうなのでバイナリファイル配布サイトでファイルをダウンロードして実行しました。

ChromiumOS Custom Build

実行結果は使用言語とキーボードを日本語に指定してグーグルアカウントにログインするだけで本当にインターネットブラウジングしかできないものですが、動作は基本的に軽く省スペースでクロームキャストなどと組み合わせると結構面白そうです。

ChromiumOS

古いパソコンなどを有効活用するためにインストールを検討されるのはいかがでしょうか?

多分、Googleもスマートデバイスなどとの組み合わせを頻繁にしたり、標準のオフィスソフトから様々な便利ツールなどが拡張機能などで提供されると思います。

こちらはカスタムビルド版でログインには重要なアカウントは使わないで専用にアカウントを作った方が良いですが是非興味ある方はお試しから実用機としてまで使ってみて下さい。

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