Apple HomePodをステレオ構成で聴いてみる。
今回はAppleのHomePodをステレオ構成で聴いたレビューをしたいと思います。
また筆者はGoogle HomeシリーズやAmazon Alexaシリーズなど聴き比べて来ましたのでその違いなどをちょっと聴いた感じから記載していきたいと思います。
まずAppleのHomePodで何より印象に残るのが心臓音の様なドンドンとなるすごい低音です。
それに合わせてチューニングを行っている感じであまりにも低音が強すぎる点などが有利な点でありまた欠点である様に感じました。
この低音は隣のコンクリートなどを挟んでもある程度の音量だと簡単にドンドン響いてくるのでそこは注意が必要です。
音楽の表現力はやはりスマートスピーカーのステレオ構成の中で一番高い構成になるのでGoogleのNest AudioやAmazonのEcho Plusぐらいのシリーズでは到底出ない様な表現をして来ます。
良いライバルになりそうなのがAmazonのEcho Studioのステレオ構成ですがこちらは総合的にはどちらが良いとは言えない様な感じには思います。
Echo Studioとの勝負では低音の表現力はAppleのHomePodが圧倒的に強い感じですがミドルから高音までのトータルバランスではEcho Studioもかなり強い様に感じます。
HomePodの場合、あまりにも低音が出ますので高音やミドルがやや薄い様に感じられてしまう傾向がある様に感じます。
また低音をベースに組み立てられるので音場表現は低音がなっていない際のピアノの美しさなど結構な表現力ですが低音が鳴るとそう言ったミドルから高音域が弱い感じになります。
ただこれはボリュームが20%程度で通常に聴く分でのリスニングですので30%以上になると高音もミドルもすごい艶っぽくなります。
ただこのサイズで圧倒的な低音をベースに組み立てられる音楽はEcho PlusやEcho Studio、Google Nest Audioを聴くとHomePodが素晴らしく後者がやや不満に思われる方も多いと思います。
ミドルや高音域などもボリュームを上げなくてもEcho Plusのステレオ構成やNest Audioのステレオ構成では到底歯が立たず相当芯がしっかりして分厚く感じられる音になっています。
これは低音含めミドルや高音域などHomePodは1台で計7つのスピーカーで鳴らしており更にステレオ構成では14個のスピーカー構成で鳴らしていることになります。
そしてそれだけのスピーカーを駆動しながらすごく低音域から高音域までタイトな音の鳴り方をすることが特徴です。
これはAmazonのEcho Studioがやや反響音などを利用して音場表現を拡大させているのに対してやや痩せた音にも感じられるかもしれません。
モニタースピーカーとしての特性がAmazonのEcho Studioとどちらも非常に対照的で良い勝負をしています。
ただしここは面白いところでボリュームを30%程度にするとグッと音楽表現が相当に豊かになりEcho Studioを音場など含めて凌いで来る様な音楽表現をしてきます。
これには注意が必要で凄まじい低音が出ないか冷や汗を書きながら聴くという状況ですがやはり30%で聴くと低音が凄まじすぎる感じがあります。
普通に30%ぐらいのボリュームでも近隣から苦情が来るかもしれませんのでそこまで鳴るスピーカーという事になります。
こちらは低音などはボリュームを下げても結構鳴るのですがこのボリュームを下げた時の音楽表現も他のスマートスピーカーがかなり表現力がダウンしてしまうのに対しそのボリュームでの表現を行なってなかなかのものがあります。
HomePodのボリュームが20%程度でのリスニングではEcho Studioが30%ぐらいでも低音が響かないのでボリュームが挙げられる分リスニングにやや分がありHomePodが30%以上ではかなり凄まじいという感じがします。
筆者も怖すぎてボリュームを30%以上に上げた事はないのですがもしかしたら大音量ですごい表現力を持っているスピーカーかもしれません。
AmazonのEcho Studioがミドルから高音域にかけて非常に艶っぽい表現をするのですがHomePodはどこまでもタイトに原音再生に忠実に鳴らそうとしますのでそこは対照的で面白いところです。
ここはボリュームを挙げて聴いた際に凄まじい表現をしてくれるかは防音室などが必要そうです。
あと記載をしていませんでしたがやはりどんなに高いスピーカーを一個で鳴らすよりも安いHomePod Miniなどでも2台のステレオ構成で鳴らしたほうが圧倒的に表現力は豊かになりますのでそこは財布と相談されてみてください。
こちらのHomePodは田舎などで周囲の家を気にする必要がない環境では相当に素晴らしいスピーカーだと思いますがやや都会のワンルームなどではここまでの構成はちょっと必要はないかもしれません。
木造造のアパートなどでは家そのものが低音の振動で地震の様に感じられてしまうかもしれません。
多分低音は14〜16cm程度のメインスピーカーで鳴らしているのでしょうがここまでタイトでドンドンなるスピーカーは結構な30cm級の大きさのスーパーウーファーを追加した様な感じがあります。
Amazon Echo Studioよりも更に職人気質なスピーカーと言えるかもしれませんが通常のリスニングではEcho Studioも逆に低音が鳴らない分ボリュームを上げられて有利になるという面白い現象が発生しています。
HomePodなどこのクラスのスマートスピーカーは本格的なオーディオと真っ向勝負みたいな傾向は出て来ますのでこのサイズで数十キロや数百キロの重さがあるオーディオと比較できそうなのは面白いところかもしれません。
一応HomePodを聴いた感想を書いて来ましたがやや都会などでは相当に気を使わなければ鳴らせないスピーカーかなとは思いました。
こちらは30%以上のボリュームから真価を発揮してくるので環境が原因で導入できない切ない部分はあるかもしれません。
最後にSiriについて記載しますがこちらはGoogle HomeシリーズやAmazon Alexaシリーズがスマートホーム市場で先を行く分ややSiriのデータベースや回答性能などの強化は必要かなと思いましたがSiriも真っ先にアシスタントとしてiPhoneなどに搭載されて先行しているのでそこは良い勝負かもしれません。
あと注意が必要ですがAppleのスマートスピーカーはBlueTooth非対応でAirPlayという機能を使ってMacやiPhoneなどApple製品のみから鳴らす形になります。
こちらは少しガッカリされる方も多いでしょうし筆者も結構なアップル製品は持っているのですがAirPlayがステレオで鳴らせない事が不満に思いました。
こちらは筆者の勘違いでマックの単純なサウンド出力の切り替えで試したのですが今現在MacやiPhoneやiPadのホームアプリでクラウド認証するとこの問題は解決して切り替え先にHomePodsにAirPlayで飛ばすとちゃんとステレオ再生されます。
こちらはAppleはAppleTVとHomePodsの組み合わせで本格的なマルチ構成でテレビで映像を鳴らしながらHomePodsで音を再生すると言った他社がちょっといまいち対応し切れていない映画音楽再生などにいち早くもう対応しているかもしれないです。
ちょっと著者はAppleTVを所有していないために未確認ですがこのHomePodsで音楽やセリフを再生しながら大画面で映像を流すなどを行えるのならそう言った楽に使えて超本格的な映像と音楽が鳴る様な環境が方が好きな方はこちらは他社は対抗できないかもしれません。
こちらはAppleTVのアプリや動画再生サイトなどで以下のアンテナマークの様な表示がiPhoneやiPadで出ると思うのですがこちらをクリックしてホームアプリでHomePodsやAppleTVをクラウド連携さえしていれば出力先デバイスが表示されると思いますのですぐに切り替えられます。
イージーリスニングのスマートスピーカーとしてはHomePodは非常に魅力的ですが現実を考えるとMiniでも十分かな?などと思った今回のレビューでBlueToothなどはAppleには関係ないけどAirPlayで超楽ちんにすごく迫力ある出力できると言った今回のレビューでした。
比較にあげたEcho Studioなどのレビューは以下の記事を参考にされてみてください。