セブンイレブンで買えるワインを飲んでみる その7
今回はボルドー地方でカベルネソービニョンと双璧をなすメルロー種をつかったBERINGER 2017 赤を飲んでみたいと思います。
近年では2000年を前後して大ブレイクしたシャトーペトリュスがメルロー種を使った超高額ワインとして一度は飲みたいワインとしてメルロー種は知られています。
■BERINGER 2017 メルロー 赤 968円(税込)
こちらはボルドー地方に由来を持つメルロー種をカリフォルニアで収穫して瓶詰した商品でお手軽な価格ながらかあり美味しいハイパフォーマンスのワインになります。
2017年ですので3~4年寝かせているということもありミドルボディでその雰囲気は抜群です。
まず香りではメルロー種というのはそれほど良い香りがする品種ではないようでほのかに花の香りがします。
ただ香りは後から押し寄せてくるようでブドウの果汁をべーズに蜜のような香りが合わさった香りがだんだんと強くなっていきます。
ブドウの果実の香りも色濃く残しているようです。
色はすごく濃いボルドーレッドになり寝かせている感じが出ています。
ただ味の方は舌でとろけるような飲み心地であとからブドウの香りが満載の果汁が流れ込んできて筆者は非常に美味しいワインのように感じました。
こちらは食事などと一緒に取らなくてもワインだけで雰囲気たっぷりで食前酒から食中酒、食後酒としてどんなシチュエーションにもマッチしそうです。
ピノノワールとどちらが好きかな?といった感じになりました。
多分シチューなどと一緒に飲めばもう至福のひと時と思います。
こちらは当然ながらエアレーションを行ってから飲んでいますのでそんなに美味しくないとか感じられて気になる方は以下のエアレーションなどの器具を使われることをお勧めします。
とにかく舌の上でとろけるような飲み心地が最高で1000円程度のワインとしては信じられないようなコストパフォーマンスかと思います。
またこのメルロー種はカベルネソービニョンやピノノワールが適さない日本の土壌に適しているブドウ品種として各地の日本の赤ワインで採用されているかと思いますので日本のワインを飲む方からは非常に馴染みやすくまたカリフォルニア産のために安くて湿度が低いために良質なワインができてと日本産の赤ワインが好きで買われるならこういった銘柄をチェックするのも良いかと思います。
とにかく筆者の一番好みはピノノワールが一番おいしいと思っていましたがこのメルロー種のとろけてしまいそうな味わいは非常に魅力的です。
筆者もメルロー種を積極的に買いたくなるような一本だと思います。
シャトーペトリュスを特級品の超高額ワインに押し上げたのもこのとろけるような味わいかもしれません。
この舌の上でとろけるような味わいとともにブドウのフレッシュジュースのような味わいが残ったBERINGERはちょっともしかしたら筆者も愛飲の一本になるかもしれません。
それぐらい優れている赤ワインでぜひ気になった方は1000円程度ですのでテイスティングがてら購入されてみてください。
ボルドー地方でもメルロー種を主体にワインを製造している地方は少ないと思いますのでこのワインは希少価値があります。
値段が上がってしまったら非常に困るのですがこれは1000円程度のワインではなくフランスでさえ生産されていれば数千円から一万円は軽くするようなワインに思えます。
これぐらい美味しいワインですので是非見かけたら購入されてみて下さい。
また日本の赤ワインはメルロー種が主体でしょうからこのメルロー種を主体にワインを探されていくのも非常に面白いと思います。
日本のワインについては高いわりに湿気の多すぎる日本でワインの味の方はどうなの?といった筆者は懐疑論者ですが日本のワインについてはまた機会がありましたらレビューします。
とにかくこのワインは軽いつまみなど食べながらでもとても心地よい気分にさせてくれるワインで1000円では絶対に買いの方に部類するワインだと思います。
あとワインは一日でボトル一本を開けるのは飲みすぎ出すので以下の真空栓など利用して長く味を試されることをお勧めします。
こちらのメルロー種の赤ワインは日本産のワインも含めて要チェックだと思いますので気軽にテイステングの一本として買われることをお勧めします。
個人的には買って絶対に損はないワインかとは思います。