dショッピングで買えるワインを飲んでみる その2
今回はdショッピングでポイント消化で何本か買った内の2本目をレビューしたいと思います。
こちらもピノノワール種を使ったチリ産のワインです。
■フロンテラ ピノ・ノワール 2019年 コンチャ・イ・トロ 750ml (チリ 赤ワイン)602円(税込)
どうやらチリ産のピノノワール種を使った赤ワインというのは2019年産に限ったことかもしれませんがタンニンがかなり強く渋めのミドルボディからフルボディのワインに仕上がっているようです。
ワインの色合いは濃いボルドーレッドでピノノワール種のロゼに近いような色合いはかなりかけ離れていることからピノノワールとは記載されていますが結構な比率でピノノワール種以外とのブレンドもなされていると思われます。
ここら辺は600円ワインでチリでは多分ピノノワールが大量に採れるわけではなく一応ピノノワールとだけラベリングしたかったような意図が何となく想像できます。
ただピノノワール独自の味の華やかさや香りの花の香りから蜜のような香りは強く出ています。
タンニンがあまりに多すぎるということでここが他の品種とブレンドされている可能性があります。
飲み口はピノノワールの赤ワインに準拠しており非常に抜けがよく後に口や胃に残る香りもブドウの香りを主体に良い香りに包まれます。
一応渋いワインが平気な方は大好物になりそうな気もするワインで600円で買えるワインとしてはやはりコストパフォーマンスは高いように思えます。
こちらはワインの華やかさもあることから食前酒、食中酒、食後酒として様々な場面で飲めるワインだと思います。
ピノノワールのぶどうジュースのフレッシュさのようなものを求める方はかなり不満が残る商品ではありまして筆者はその一人ではあります。
甘さとしてはタンニンの渋さがありながらやはりピノノワールらしくかなり甘いワインです。
飲み口は渋みを除けば軽快でミドルボディからフルボディのワインとしては次々にグラスが空いてしまうようなワインかとは思います。
ここら辺は飲みすぎないように注意しなければいけないワインのような気がします。
ただ筆者としてはワインとしてはかなり酔いも回らないワインでなんか渋いなあとは感じますが結構ジュース感覚で飲めるワインです。
渋さは飲み進めていくうちにあまり気にならなくなっていく様です。
筆者は冷蔵庫で冷やしてから飲みましたがこちらは絶対に冷やして飲んだ方が美味しいワインかとは思います。
また以下のようなエアレーターで味を調えるのは必須と思われます。
ちょっとつまみなどが乏しい状況で飲み始めてしまいましたがまあまあワイン単体でも美味しく飲めてつまみがあればさらに美味しく飲めるだろうなとは思います。
どちらかというと軽めのつまみからがっつりした食事と一緒に飲む場面までどの様な場面でも大丈夫そうです。
あと口としてほのかに口に残る酸味とワインのぶどうジュースのような香りはまた次を飲みたくなるのでここら辺はブレンドが上手なところですが飲みすぎには注意が必要です。
600円のワインとしてはかなり真っ当に作られたワインのように感じますしこのワイン独自の良さも感じられます。
ピノノワールの華やかな香りやあと口の良さなどは結構良いワインです。
チリは格別にピノノワールが美味しく育つという土地柄ではないようですが結構堅実に手堅くまとめていまして値段もお得でコストパフォーマンスは良い商品だと思います。
多分普通のお店で買う600円台のワインとの比較では香りの質や飲み心地などは圧倒的に優れているのではないかと思います。
ピノノワールが美味しいワインのブドウ品種で世界的に有名なロマネコンティ他、ブルゴーニュの一大銘柄ですのでもっと美味しくといったところを追求するとやはり天井知らずになるのかもしれません。
お手軽に飲めてピノノワールの香りも味わえてお得なワインかとは思います。
以下ワインは開栓後どんどん酸化していきますので真空栓などを用いて比較的数日にわたって飲めるようにご調節ください。
600円のワインとしてはかなりコストパフォーマンスの良いワインでお買い得ですがもう少し1000円程度出してもうちょっと良いワインを買うのもよいかなとは思いました。